タイの工房製造
タイの工房製造
タイの工房製造
MOONSOAPは、生産に関わる人々を大切にしています。
世界中から厳選した原料をもとに、石けんとオーガニックヘアワックスはタイ北部の工房で、その他の製品は日本国内で作っています。
良質な石けんやスキンケア製品を毎日使い続けられる価格で販売すること、地域経済や農業の活性化につながる原料を率先して調達していくこと。また手作りのスピードを大切にして製造しています。
工房はチェンマイから20km北へ離れたドイサケットという小さな村にあります。ここは山や湖に囲まれ、田畑がひろがります。南に比べると比較的涼しくとても過ごしやすい場所です。
タイ現地でとれる良質なオイルや、ハーブをはじめ、世界中からセレクトした良質な植物オイルとハーブの有効成分を壊さない製法 『コールドプロセス製法』で仕込み、1か月以上熟成させます。
千年以上の歴史をもつコールドプロセス製法は、熱を使わないので、省エネルギーな製法です。デリケートなベジタブルオイルやハーブを傷めず、保湿成分、ビタミン、ミネラルをたっぷり残すことができます。
MOONSOAPの石けんは、ゆったりと流れる時間の中でこのように大切に大切に作られます。
MOONSOAPとタイ
自然のパワーをそのまま閉じ込めた石けんやクリームを作りたい。
MOONSOAPの製品づくりには、タイ王国との関わりが欠かせません。タイに生える熱帯の植物は、バラエティーに富み、香り高く、生命力がみなぎっています。チャンパカ、マグノリア、タベー、サーラランカー、プルメリア、ジャスミン…。燦々と降り注ぐ太陽と雨季のスコールは勢いよく植物の生長を促します。
タイの人たちは、花が好きで手先が器用。樹々が落とした花を拾い、市場で求めた花をアレンジして水に浮かべ、常夏の暮らしに涼を誘います。また、タイは国民の98%が仏教徒。男性の多くが、生涯に一度は出家をします。山吹色の僧服に、赤い袈裟を纏う僧侶は、国民から敬愛を集めているのです。
日本からタイに降り立つと身体が緩むのは、熱帯ならではの熱気と湿気のせいばかりではありません。都市化が進んだバンコクでさえ、吹き渡る風にはココナッツ林から届く緑の気配が漂い、鳥たちの多彩な鳴き声が聞こえます。MOONSOAPの工房がある古都チェンマイに赴くと、濃厚な自然の息吹に驚くことでしょう。
豊かな緑は豊かな精神を育む。チェンマイに息づくランナー王朝スタイルの、華麗で繊細な手工芸が施されている建物や工芸品にふれると、美しい音楽を撫でている気分になります。手先にまで心根の温かさが宿る芸術。タイの人の微笑みの秘密の一端がここにあります。
MOONSOAPの製品のうち、石けん、ヘアワックスなどをタイの工房が担っており、日本のMOONSOAPには、中学生の時から日本で暮らすタイ人の男性がいます。タイ語と同じくらい日本語が堪能で、タイと日本、双方のメンタリティーを兼ね備えています。
MOONSOAPでは誰かしらが、年に数回、タイに赴きます。「タイに行くんです、仕事で」と言う時は、わざと渋面をつくらなくてはなりません。なにしろタイは、いるだけで安らぐ国。さらにMOONSOAPの工房では、石けんの原料である植物の香りに取り巻かれます。リラックスしないわけはないのですから。